引っ越しをした場合、選挙権はどうなるのでしょうか。
引っ越しをすると、3ヶ月は選挙権を失うとも言われていますが、これは、1人が2票投票できてしまうということが発生しないように配慮されたルールです。
しかし引っ越し後の選挙権の扱いは、どこへ引っ越すのか、地方選挙・国政選挙などの選挙の種類によって違います。
今回は引っ越しをした時の選挙権はどうなるのかについて解説します。
どうなる?引っ越した場合の選挙権 国政選挙はいつでも選挙できる
まず、引っ越した場合の選挙権の手続きと国政選挙の選挙権はどうなるのか説明します。
引越しをして選挙権を得るためには、自治体の役所に転出届と転入届を提出するだけでよく、特別な手続きは必要ありません。
また、違う市区町村へ引越しした場合でも、国内の引っ越しであれば国政選挙はいつでも選挙が可能です。
国政選挙とは、衆議院銀総選挙と参議院議員通常選挙のことで、国会議員を選出する選挙のことです。
国政選挙はどこでも投票することができ、投票ハガキは旧住所に送付されます。
また、引っ越しの際に、郵便局へ転送届を出していれば投票ハガキは新住所へ送付されます。
新住所での投票はできませんが、旧住所に出向けば投票が可能です。
遠方へ引っ越しをした場合は、わざわざ旧住所に出掛けて投票するのは大変なので、郵送の不在者投票を利用することをおすすめします。
どうなる?引っ越した場合の選挙権 地方選挙の選挙権について
次に引っ越した場合の地方選挙の選挙権はどうなるのか説明します。
地方選挙は、住んでいる自治体の選挙なので、引っ越した場所によっては選挙権を失います。
地方選挙は地方自治体の長や議員を選出する選挙です。
例えば、同じ県内で違う市区町村へ引っ越した場合は、県議会に関する選挙権は失いませんが、市区町村選挙の投票はできません。
各市区町村の選挙管理委員会では「選挙人名簿」で有権者の管理をしています。
選挙人名簿に登録される条件は、その市区町村の住民票が作られて3ヶ月以上経っている18歳以上の人です。
選挙人名簿への登録は、毎年3月・6月・9月・12月の原則1日に定期的に行う「定時登録」と、選挙が行われる「選挙時登録」の2種類があります。
そのため、引っ越してから3ヶ月以内は選挙人名簿への登録はできないので、選挙権を失うことになります。
しかし、旧住所に3ヶ月以上住んでいれば、旧住所で投票することはできます。
まとめ
今回は引っ越しをした時の選挙権はどうなるのかについて解説しました。
国政選挙はいつでも選挙できるが、地方選挙の選挙権は引っ越し先やタイミングによって異なります。
選挙のタイミングは予測できないこともありますが、「選挙人名簿」に最短で登録されるために転出届と転入届を忘れずに提出するようにしましょう。
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