日本特有の収納設備である床下収納は、賃貸物件に備わっているケースも多く、どのように使用したら良いのかとお悩みの方も多いものです。
多くの賃貸住宅の場合は、キッチンスペースにこちらの設備が備わっていますが、湿気が発生しやすい床下には気をつけるべきポイントはあるのでしょうか?
そこで今回の記事では、賃貸住宅の床下収納のメリットとデメリットについて解説します。
賃貸物件に備わっている床下収納設備のメリットとは
床下は直射日光を遮断できますし、温度が上昇しづらいという理由から、食材の長期保存用にと明治時代に床下収納が誕生しました。
床下収納は扉の形状の違いにより、フタが外れるものとスライド式タイプ、扉状の3種類があり、どちらも一長一短があるため、使いやすさは利用される方によって異なります。
通常は、頻繁に開け閉めをする場所ではありませんし、湿度が高めであるため保存に適しているものが限られてしまいますが、外気の影響を受けづらい缶詰やレトルト品の備蓄の場所には最適です。
また、使用する季節が限られているコンロやカセットボンベの収納にも適しており、テーブルウエアのストック場所として利用されている方もいます。
床下という視界に触れないデッドスペースに収納があると、生活の動線を妨げずに食材を長期保存できますし、来客時に慌てて荷物を片付けずに済む点がメリットです。
特に、ワンルームマンションなどの居住空間が狭い物件は、場所を取らずに荷物を収納できるスペースを確保できるので、賃貸住宅にあると便利な設備の1つと言えます。
また、住宅の定期点検やシロアリ点検の際には、こちらのスペースから出入りできるため、床下点検口の役割も兼ねられます。
賃貸物件に備わっている床下収納設備のデメリットとは
床下収納のデメリットとしては、湿気がたまりやすい傾向にあるので、生鮮食品など保存に適さないものもあります。
特に、梅雨時は湿度が高くなりカビが発生しやすいことも注意点であり、床下にある収納設備という特性から状況によっては、害虫対策も必要です。
また取っ手がついているタイプのものですと、歩行時につまずく危険性もありますし、段差にほこりがたまってしまい取り除きづらい点もデメリットです。
さらに、奥行きがあるために奥のほうの荷物を取り出しにくく、膝や腰などに不安を抱えている方にとっては、しゃがんだときに痛みが強くなる可能性も考えられますので、頻繁に出し入れするものはこちらに収納しないほうが無難でしょう。
まとめ
賃貸住宅は収納スペースが限られていますから、床下に収納設備があると使い勝手が良いように思われますが、湿気の多い場所だけに保存に適しているものと適さないものがあります。
床下収納のメリットとデメリットをしっかり捉えて使用すると、居住スペースがスッキリと片付いてストレスフリーな生活を実現できるでしょう。
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